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復活! Bruce Bouillet(ブルース・ブイエ) [音楽]

 ちょっとクサクサする気分の時はクリーンな超絶速弾きのギターでも聴いてスカッとするかってことで、ちょっと前に買ったのがこれ。

  ブルース・ブイエ.jpg 『INTERVENTIONS』 Bruce Bouillet(2009年作)

 ブルース・ブイエと言うと、超高速ツインリードのテクニカルな演奏を聴かせるRACER XでPaul Gilbertの片腕として活躍していたハイテクギタリストなんですが、90年代の初めころにTHE SCREAMというバンドで活躍したのを最後に表舞台から姿が見えなくなっていました。ひょっこりアマゾンで見つけたのがブルースの2ndらしいソロのインストアルバム。邦盤出てました。King Recordですよ。どうやら、キングレコードにはハイテクのギターインストが好きなエライ人がいるのかな?

 ライナーノーツによると、ブルースはTHE SCREAMをやってた頃から重症の手首の関節炎に悩まされており、深刻な時は指が1本しか動かない状況だった時期もあったとか。そういえば、THE SCREAMはアコギ使ったりとちょっとAEROSMITH風なアメリカンロックっぽいバンドで、期待したテクニカルな演奏があまりなかった気がします。でも、バンドがうまく行かなくなった背景には病気もあったわけですね…。

 このソロアルバムは、そんなことを微塵も感じさせないテクニカルなプレイが満載です。ただ、レーサーXみたいなスピードがあるエッジの効いたリフで押しまくるような曲を期待すると、ちょっと肩透かしかも。アコギのバッキング使ったスローな曲もあるし、いい意味で作曲をちゃんとやって、テク優先でなく、メロディのあるギター音楽を聴かせようとしてる感じです。もちろんポール直伝のクリーンなピッキングの速弾きが炸裂する曲もあります。1曲目の「SCATTERGUN」がすごくポールっぽくてかっこいいですね。こんな巧いギタリストが病気で埋もれてしまわなくて良かった。

 RACER Xの後に参加したTHE SCREAMのアルバム。

  ザ・スクリーム.jpg THE SCREAM 『LET IT SCREAM』(1991年作)

 後にMOTLEY CRUEにスカウトされるJohn Corabiがボーカルです。改めて聴くと、当時の私は当然、レーサーXみたいなテクニカルなハードロックを期待していたから、ちょっと肩透かしだったんですが、ZEP風の曲あったり、モトリー風のカラッとしたハードロックもあったり、ホーン使ったファンクメタルっぽい曲もあったりで、まあまあな佳作だなという感じします。ちょっとユルめのリフとリズムのアメリカンな曲なのに、ギターソロだけやたらタイトかつクリーンで、テクニカルです。
 あのブルース・ブイエのニューバンド、ってところにファンが期待した部分を外していたのと、全体にちょっと中途半端だったかな。でも、ボーカルは後でモトリーにスカウトされるくらいだから、もちろん巧い。演奏レベルも高くて、ホント、改めて聴くとそんなに悪くないです。もっとも、ブルースの腕の調子が悪くてそれどころではなかったんでしょうが…。

  スクリームメンバー.jpg CDジャケットより。

 一番手前の人がジョン・コラビかな? サングラス越しにメンチ切ってるのがブルースさんだと思われます。この頃はいかにもギターヒーローっぽくて、かっこいいですね。今は坊主頭のゴツめの風貌になってるそうです。


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トランスポーター3 [映画]

 *映画のあらすじに触れてますので、未見の方は注意して下さい。

 いろいろと公私ともに行き詰まり気味。落ち込むことがあったり凹むことがあったり(って意味一緒か…)で、こういう時はやっぱり私と同じような髪型(◯ゲ)の俳優が格好良く活躍する映画でも見てスカッとするかな? ということで、行ってきました(ジェイソン・ステイサムのファンの人すみません)。

 あらすじは…フランク(ジェイソン・ステイサム)が家でまったりしていたところ、いきなりアウディが自宅の壁を破って突っ込んできた。重傷を負って息も絶え絶えのドライバーはフランクがある組織から仕事を頼まれ、断る代わりに紹介した仲間。救急車を呼ぶフランク。ドライバーを運び去る救急車がいきなり爆発する。

 フランクはアウディの後部座席に若い女が乗せられていることに気付く。直後、いきなり何者かに殴られ、連れ去られるフランク。気付くと救急車で爆死した仲間と同じ金属製の腕輪がはめられている。腕輪は車から一定の距離に離れると爆発する仕掛けになっていた。不気味な男の指示のままに女を乗せてフランクはアウディを走らせることになる…。


  チケット.jpg (ハ◯にはスーツが似合う…かどうか分かりませんが、休日出勤の帰りにフランクと同じようなダークスーツ姿で映画館に)

 え~ジェイソン・ステイサムはこれまでのシリーズと同じ、フランス軍だっけ? の特殊部隊出身だとかで素手での闘いでも一瞬で10人ぐらいの悪者をやっつけちゃう大活躍。筋肉モリモリのかっこいい体でアクションをきめ、ロシア系? の女優さんとラブシーンやったりとかも。
 チャリンコでアウディに追いついたり、湖に沈んでいくアウディをとっさの機転で水に浮かべたり(自分だけ浮上すると爆発するから)、アウディごと列車に飛び乗ったり(爆発するから)、も~うほとんど漫画みたいな暴れっぷり。どっかで見た感じだなと思ったら、「ダイハード」? 主人公の髪型も似てるし。

 え~。で、ネタバレになるのであまり書けませんが、黒幕の男はどっかの企業と組んで、ウクライナの大臣を脅すためにフランクを利用したようです。見てると、別にフランクを使ってアレを運ぶ必然性が感じられないし(同じことがもっと簡単にできそう)、大臣を脅して黒幕の男がやろうとしてることが、もっと簡単にお金とか使ったら別の国でできそうな気が…。

 悪役とは別の追っ手(ウクライナの諜報機関? あれ? だったら何でやっつけたんだろう?)が使ってるのがベンツだったりしますが、基本はアウディが大活躍します。12気筒のA8だろうか。でかい多気筒のエンジンが高回転で回る「フィーン」って排気音がかっこいい。車体もでかいがトルクがすごいのか凄い加速。近い将来、電気自動車ばかりの世の中になったら、カーアクション映画はどうなるんでしょうか。そんなどうでもいいことを考えてしまいました。

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ヘンな電話対応。 [雑記]

 最近、関西なら割と有名なある企業に電話する機会があったですが、あいにく電話先の課がお盆休み中で、電話の取り次ぎが総務(警備室?)のようなところへ回ってしまった。その時のことですが…。

  すみませんけど、○○課の電話が盆休みで留守電になってるんですけど、直通の電話か、課長のいる場所(今日は出社してるはずなので)の番号教えてもらえませんか?

 相手(若い兄ちゃん) どういったご用件ですか?

  今日、伺う予定になってるんですけど、何時頃に席にいるか聞きたいんですが。

 相手 お急ぎですか?

  (ちょっとイライラしてきた)ええ。急いでるから電話してるんですが。

 相手 課長はいらっしゃいますが、今電話に出られません。

  ええ、ですから、いつもかけてる電話は留守電だから直通の電話番号を…。

 相手 今日、電話されることは事前のアポがありますでしょうか?

  (ちょっとキレそう)は? いや、電話をいついつかけますからなんて事前にアポ入れられないでしょう?(「今から電話しますって電報でも打ってから電話してってことかい、お前アホか」と言いそうになるのをグッとがまん)

 ここでやっとちょっと年長の人が電話代わって…。
 相手(別の人) ああ、すみません。すぐにこちらから電話をさせますので。

 ややあって、目的の課長さんから電話があり、用件は済みました。電話のアポって…マニュアル通りに対応しようとして、あわてたのかな? 新人社員さんなんだろうか。

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う〜む…気を付けよう…。 [雑記]

 実はここ数日、すごく体調が悪く、寝込んでおりました。最初は軽い風邪かな? と思ってたら、ノドの内側のあたりがどんどん腫れてきて、パンとか軟らかいものしか飲み込めない事態に。冷たい水を飲み込むにもズキズキ脳天に響くような痛みがする始末で、ついに医者に行きました。
 最初は勤め先の近くの小さな診療所に行ったんですが、「咽頭炎ですね」ってことで殺菌剤(抗生物質)と鎮痛剤を処方。ところが全然症状が変わらず、痛みで夜眠るのもしんどい状態で、翌日、別のもっと大きな病院に行きました。すると、そこではまた別の抗生物質と最初にもらったのと同じ鎮痛剤をもらいました。その鎮痛剤を飲むと一時的に痛みが薄れ、その隙に寝ていたのです。
 しかし、先生が「腫れて膿が出てるし、これは耳鼻科の領域ですね」ってことで、知り合いの勧める耳鼻科へ。ここの先生がこれまで処方された抗生物質を見て、「これじゃ効きませんよ」ってことで、また別の抗生物質を処方してくれて、大学病院への紹介状を書いてくれました。で、今日、大学病院で点滴を打ってもらって、家で寝てる…というのが今の状況です。

 で、今もジクジク痛いんですが、どうやらこいつは自分の免疫が上がらないとなかなか治らない様子。ひたすら寝てるんですがノド以外は痛いわけでもないので、テレビ見てごろごろしてます。それでも眠る時はしんどいので、ついつい鎮痛剤に手が伸びるんですが、この鎮痛剤があまりに効くんで、ちょっとネットで調べてみました。ボルタレンという薬なんですが、効き目でいうと、鎮痛剤の中でもかなり強力なやつらしいんですね。人によっては胃が荒れたり、副作用もあるらしい。

 ところが、私、このきつい鎮痛剤が3〜4時間しか効かないんですよ。普通の人は1日効くし、効き過ぎで記憶が飛んだりする人もいるらしい。私は逆にずいぶん効き目の緩いのを出したんだなと思ってたくらい。副作用も全然出ませんでした。
 そこで、思い当たる節が…。私、すっごい偏頭痛持ちで、もう日常的にピリン系の某社の頭痛薬を飲んでるんです(ネットで見ると、こいつも市販では一番キツイやつらしい)。いつも20錠入りを買って、常にスーツのポケットに入れてますが、1週間ぐらいでなくなる時もあります。ひょっとして、鎮痛剤に体が慣れちゃってるのか…。ピリン系って胃にキツイらしいんですが、私は起きがけに缶コーヒー1本で流し込んでも全然平気。胃がむかむかすることもなく、たまに効かない時もあるくらい。
 鎮痛剤に弱い人だと、通常の服用量の半分を飲んでもふらふらになる人もいるらしいんですけど、医者の処方がないと買えない薬がこんなに短い時間しか効かないとは、ちょっとホントにしんどい時にまずいんでは? とか思ったりして。

 頭痛薬飲む時は「今日は忙しいし、頭痛いまんまじゃ能率上がらないから飲んでおこう」ぐらいの気持ちで簡単に飲んでしまうんですが、ちょっと控えた方がいいな…。と思った次第。
 今も実はジクジク痛くて、ボルタレンに手が伸びそうなんですけど、何とか飲まずに寝る努力をしてみます…。久しぶりに朝生でも見るかな…。


 〈追記〉
 
先生に聞いてみたら、普段から頭痛薬を頻繁に飲んでいても、鎮痛剤が効きにくくなることはないそうです。効いてる時間が短かったのは、逆に言うと、それだけノドの痛みがきつかった、ってことなんだそうです。と言うことで、市販の頭痛薬を普段から飲むのは平気だそうですよ~。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破 [映画]

 *作品の中身に触れてますので、未見の方は注意して下さい。

 休日出勤をさくさくと終わらせ、話題作、見てきました。前作「序」から2年近くたってしまいました。で、見た感想ですが…。SF作品として見てる感想ですが、分かりやすい派手な場面が増えて、良い意味で普通のSFアニメ? に近付いたかな? みたいな印象かな。
 CGを駆使した戦闘シーンは細密な描写がとにかく凄いです。ただ、使徒にはそれぞれの天使名にちなんだ特殊能力や存在の意味みたいなものがあり、それを使って攻撃(人類と接触しようとする?)してくる設定が好きだったんですが、新劇場版はやたら光線みたいなやつを撃つ場面が多く、使徒によっては割とあっけなくやられちゃうし、存在感がちょっと薄くなった感じです。振り子時計みたいな形したのがマトリエル? 最初に出てきた鳥みたいなのは? とか。

 私はこの作品、人類の発生と次の段階への進化の過程を描いたものだと思ってます。人類は長い時間をかけて地球で最も進歩した知能を得ましたが、他の動物は同じだけ時間を生きてきたのに、どうして人類ほどは進歩していないんだろう? 知能や生物としての進歩や進化が時間で得られるものなら、地球上の生物がほぼ平等に姿や中身を変えていてもいいはずなのに。
 その謎解きを映画で見せた代表的な映画が「2001年宇宙の旅」。何かしらの存在(宇宙生命?)が人類に進化を与え、一定のレベルに達したところで次の段階へ導くために再び姿を現したのだろう、というお話。最近見た「ノウイング」もラストから勝手に推測すると、そんな映画だったような。

 作品を見ている限りの理解では、元々の人類の発生の起源となるものが、どこか(宇宙?)から現れ、完全な生命体が何らかの理由で不完全な今の人類の形になってしまった。だから、再び完全なものへ戻そうとする(自ら戻ろうとする?)…みたいなお話なんだろうか。完全な形のものが、ヒトの深層心理に「神」としてインプットされてるものだとすると、ヒトが文明を得て以来、どうして神様が存在するのか、みたいな問いへの答えも描かれるのかもしれません(ってそんな大げさな映画じゃないと思いますが)。

 映画では、最強の使徒ゼルエルとの闘いがラストの見せ場です。つうことは、テレビシリーズのお話のほぼ後半までこの2部で行ってしまったわけで、残り2作もあるのに、お話がもつのだろうか?
 前作の映画版では、エヴァンゲリオンが使徒をすべて倒し終えた後、突然、身内のはずの自衛隊が攻めてくる(攻めてくる理由は作品中では明確に説明されない)という展開になるんですけど、その辺もすっきりするんでしょうか。
 最強の使徒を倒した、ってことは、後は人類同士の闘いが続くのか? 「序」と「破」で派手な戦闘シーンで観客の目を奪っただけに、物語の展開で見る人を満足させられるのか? とかいろんな「?」が浮かびます。

 テレビ版見てないと、お話に全然ついて行けないと思うんですけど、公開からしばらくたってますが、劇場はほぼ満席。終わったら、出てきた人が、あらすじとか主要キャラの変更具合について、一斉に語り合い始めました。

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久しぶりに音楽ネタです…。(Jeff Loomis) [音楽]

 すっかりご無沙汰してます。春から異動した持ち場の忙しさが半端じゃなくて…。映画もいろいろ見に行ってるんですけどね…。なかなかレビューを書くヒマがないっす…。
 今日は休日出勤で会社の留守番。と言うわけで、忘れられないように、久しぶりに音楽関係のネタ。ひょっこりアマゾンで買ったら意外に良かった、ってパターンですね。少し前に輸入盤で買いました。今は邦盤も出てるみたいです。

  JEFF LOOMIS.jpg Jeff Loomis 『ZERO ORDER PHASE』(2008年作)

 メタルプログレバンド(米Wikipediaによると)のNEVERMOREのギタリストらしいです。相当な馬鹿テクさんですが、最初に聴いた時、Marty Friedmanに似てるな~と思ったんですよ。ザクザクしたスピード感のあるリフに何ともいえないメロディアスなソロが乗っかるスタイル。もろマーティ的ともいえる東洋的な旋律も出てきますね。

 しかし、東洋的なメロディを使えばOKというほど、マーティのプレイは浅くはないんですな。YouTube見てると、タッピング、スウィープも相当なレベルで巧いようですけど、流麗なフィンガリングでメロディを聴かせるスタイルがその真髄。リズムが次々に切り変わり、その流れに乗るようにフルピッキングの速弾きで耳に残るソロを弾きまくるところとかマーティに雰囲気が似てます。ダークな刻みまくったリフの後にふわっと明るい曲調に切り替わったり、ドラマチックな展開の曲もあってかっこいいです。かなり作曲力のある人とみました。


 アルバムにはマーティのソロツアーでサイドギタリストを務めていたRon Jarzombek(ライブDVD見ましたが、この人も馬鹿テク)が参加。それと、Steve Morse先生が参加したソロアルバムを出したプログレジャズ系の馬鹿テクベーシスト、Michael Manringが1曲に参加。いきなり変拍子でガラっと雰囲気の違う曲。この人のベースソロも一発で分かります。

 米Wikiによると影響を受けたギタリストはYngwieほかTony MacalpineとMarty、Jason Beckerとか。年齢はちょうどイングヴェイ世代の一回り下ぐらい。確かにハーモニックマイナースケールの速弾きもありますけど、私はマーティの影響を強く感じました。このアルバムのThanksの欄にもマーティの名前あります。
 16歳の時にMEGADETHのリードギタリストだったJeff Youngの後釜を選ぶオーディションを受けて、若すぎて採用されなかった(それでもムスティンさんにその才能をほめられたとか)そうですが、もし合格していたら、どうなっていたでしょう。バンドに一番勢いがあった頃だからなぁ。こっちのJeffがリードギタリストやってるメガデスもちょっと聴いてみたいですね。


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アクション凄いけど…。『バビロンA.D.』 [映画]

 *映画のあらすじに触れてますので、未見の方は注意して下さい。

 春の異動以来、忙しくてなかなかブログ書く気が起きません…。特にここ数日、会社に泊まり込んだり何だかんだで、連続36時間も会社にいたりとかメチャクチャな激務だったんで、このストレスを解消するにはスカッとする映画ってことで行ってきました。上映はいつかのシブい手描き看板のある映画館。作品はヴィン・ディーゼル主演のSFです。ヴィン・ディーゼルは『プライベート・ライアン』のカパーゾ役で有名になりましたね。

 お話は…近未来の荒廃した地球。国際テロ犯として米国を追放されたトーロップ(ディーゼル)は東欧? のマフィアからある若い女を米国のニューヨークまで護衛する仕事を頼まれる。ヘリで車ごと空輸されたのは中央アジアの某国の山の中の修道院。そこで引き合わされた女をつけ狙う巨大宗教団体の女教祖とナゾの科学者。ニューヨークに到着すると、女を狙う団体との間で激しい銃撃戦が再び始まった…てな感じです。

  バビロンパンフ.jpg (パンフなかったんで、これは映画館でもらったチラシ)

 ヴィン・ディーゼルは最初、誰も信じない、弱者に情けをかけないニヒルな悪役風なんですけど、いつの間にかいい奴になってしまい、組織からつけ狙われる女のために命を懸けて闘うんですが、ラストでミサイルが飛んでくると、女が超能力? でそれを防いだり、実は女をつけ狙う教祖と科学者は女の……だったりと、何だか脚本が結構アバウトで破綻してる気がしてきました。

 ただ、アクションはノンストップで激しく、何故かトーロップの潜んでいる街には旧ソ連のT62? 戦車とか戦闘ヘリMi24ハインドが転がってたり、密入国の難民をカナダへ運ぶのは赤い星のマークの原子力潜水艦(シエラ級?)だったりと、B級アクション映画の雰囲気バリバリ。ハイテクな高速鉄道の内部は難民であふれ、途中で核戦争の廃墟の跡があったりとか、荒廃した近未来の荒んだ光景がCGなのかよくできてます。ちょっと『ブレードランナー』っぽい格好良さ。

 ヴィン・ディーゼルはガタイのいいごつい体を使ったアクションが売り物だと思うんですけど、格闘シーンとかは少なめで、ブレる画面と切り替えの早い場面展開とで、生身のアクションはちょっとこぢんまりした感じで、そこはちょっと残念だったかな。ミシェル・ヨーが護衛の尼さんの役でしたが、どうやらクンフーの使い手の設定になってて、結構強かったです。


 バビロン看板.jpg (映画館の看板。ディーゼルの顔はまあまあ似てます。B級っぽいアクション映画にはこういう雰囲気の映画館がぴったりです)

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親戚の結婚式。 [雑記]

 先日、堺のホテルで親戚の結婚式がありました。お袋の弟の娘さんが新婦さん。子供の頃、お袋の実家の愛媛にお盆になると帰っていて、その頃の記憶では、いっつもお母さんにしがみついてた3~4歳ぐらいの女の子。それから30年以上、全然親戚づきあいがなくなってたんですけど、今はもうアラフォーの立派な大人の女性でした。すごい美人になってて、びっくりしました。

 式では、ほかのいとことも久しぶりに会ったんですけど、30何年ぶりと言っても、何となくそれなりに話できるもんですねえ。親戚って不思議。会社の備品のデジカメで写真取りまくってあげたら、後日、丁寧なお礼の電話をいただきました。ほとんど顔も知らなかったはずの姪のウエディングドレス姿見て、お袋がすごく喜んでました。でも、普段は兄弟ともいろいろ電話でもめたりしてるんですよね。遠いようで近いような、近いようで遠いような、親戚って不思議ですね。

 そんな折、東京から再びドイツ特派員さんが来阪されました。今回のメンツはまた一段と濃く、譜面を初見で叩けるドラマーさんが参加されてました。
ってかドラムって譜面あるんですね…。

 特派員さんにはおみやげを渡し、しばらくマニアックな音楽談義です。しかし、私、改めて気付きましたが、巧いギタリストのインストソロアルバムをたくさん持ってるってことは、馬鹿テクのベーシスト&ドラマーのアルバムが山ほどあるってことでもあったんですね。ちょっと他の楽器にも耳を傾けてみることにします…。

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ちょっと涙腺が危なかった。『木枯し紋次郎』 [雑記]

 おっと知らない間にカウンターが60000件を超えてます。皆さま、ありがとうございます。

 子供の頃、好きでした。今思えば、バイクでツーリング行っても観光地とかじゃなく何もないただの田舎とかが好きなのもこのドラマの影響なのかもしれません。リメイク作品が何度か放映されたけど、どこか最初に見たのとイメージ違ってたんですよね。
 今回の江口洋介さん主演のドラマもそんなに期待してなかったんですけど、見てみたら完全にひきこまれてしまった。かなり最初のシリーズの雰囲気に近くて、良かったです。ラストに有名なあのテーマ曲も流れて、懐かしくて、ちょっと涙腺が危うかった。

 「木枯し紋次郎」にはそれまでの時代劇に出てくるような典型的な善玉、悪玉という存在がなく、殺陣も舞うように相手を切りまくるものでなく、ぬかるんだ田んぼの中を走り、泥だらけになって転げ回り、切れない刀で突き刺し、殴る、というリアリティのあるものでした(ヘンな子供だったので、主役の美形俳優が着物の裾も汚さずに何十人もの悪者をあっという間にやっつけるのはおかしいなと感じていた)。

 行灯しかない家の中は暗く、夜の街を歩くのはならず者か盗賊のような危険な奴らばかり。女性や子供は村から村を移動するにも夜盗に襲われる可能性があるから命がけの行動。街道沿いの集落はみな貧しく、飢饉が起これば生まれたばかりの子を殺すしか生きる術がない…。
 鉄塔も舗装された道路もない緑の山々の景色を紋次郎が早足で歩く。よくこんな撮影場所、見つけたなあという開かれた田舎の田園風景の中をよれよれの合羽に破れた三度笠姿の長身の紋次郎が足早に歩いていく。

 お話も良くできてた。一番凶悪そうな面構えのやくざ者には子供の頃のコンプレックス(の裏返しなのか、家柄のいい女への想い)があり、残酷に女や老人さえ切り捨てる凄腕の助っ人は自分の帰る場所を求めていた寂しい男。成り行きで助けることになった純朴な女は紋次郎を助けようと無為に命を落とすことになる。誰も幸せにならず、最後の場面でも笑顔を浮かべる者もない。世の中はひどい出来事ばかりで、理不尽な苦しいことの連続であっても、人生と旅は続いていく。旅の果てに何が待っているのか分からないけれど、紋次郎は旅し続ける。

  木枯らし紋次郎.jpg (1971年発売のシングルレコード)大好きな主題歌。この歌を歌いながら、学校に行ってました。

 前にどこか別の場所で書いたような気がするのですが、「木枯し紋次郎」は私の人生を変えたドラマだったんですよね。

 子供の頃、私は運動音痴というのを絵に描いたような子供でした。運動会で走ればクラスでどん尻、体育の授業の鉄棒も跳び箱も野球もサッカーも何もかも不得手でした。
 木枯し紋次郎と言えば、あの渋いナレーション。今でもうろ覚えで覚えてるのですが、「旅慣れた渡世人は1日に80キロを歩くという」というナレーション、印象に残ったんですよね。実際、ドラマの中の紋次郎は歩くのがザッ、ザッ、ザッという感じで凄く速かった。
 小学生の私は紋次郎のマネをして(親父が買ってきた焼き鳥の串をもらって楊枝をくわえるのも真似ましたが)、学校の行き帰りを凄く速歩きで通学するようになったのです。すると、低学年の頃はクラスで一番遅かった足が速くなり、高学年の頃にはクラスで一番速くなりました。
 走るのが速くなると不思議なもので、苦手だった跳び箱も鉄棒もできるようになり、サッカーもバスケも、それなりにできるようになった。脚力がついたからなのか、水泳も何故か速くなった。中学と高校では陸上部に入ってしまったほどでした。

 「木枯し紋次郎」を見てなかったら…。きっと全然別の自分になっていたような気がします。

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激務続く…。 [雑記]

 不本意ながら異動させられた新持ち場。いきなり激務の連続っす。土日が2週連続でぶっ飛びました。ぐったり…。

 こんな時はついつい、アマゾンでポチっとしてしまいます。本当はちゃんとCD屋に行って買いたいんだけどなぁ…。

   新しいCD.jpg


 買ったのは…ドイツ特派員さんの地道な普及啓発活動が実ったのでしょうか。横関敦の『ジェット・ベスト』、キコ・ルーレイロの『FULL BLAST』、デレク・シェリニアンの『MOLECULAR HEINOSITY』、faraz(?)の『ABSTRACT POINT OF VIEW』(Lion musicですが、何でこれ注文したんだっけ…思い出せない…)。

 てなとこでございます。ついふらふらと4連ポチでございます。出掛けに宅配便ポストに入ってたんで、そのまま会社に持ってきてしまいました。あ~積んどくCDがどんどん増えていく…。

 机にCD置いてたら、今年春入社の新人女性社員君が近づいてきて、「あ~何ですかぁ? このアルバム」とか何とか。まじまじと手にとって、「ヘビメタですか? 意外ですね~」とのこと。まあ、意外はさておき、どのアオリ文句見てメタル系と気付いたんだろう…。デレク・シェリニアンの帯にあったドリーム・シアターの単語からかな? ガイコツのジャケ絵? ガイコツときたらメタルなのかな。

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