やっぱり凄腕らしい。Larry Mitchell [音楽]
前に書いたLarry Mitchellですが、2ndアルバムと思われる作品が出てきました(例によってCDの山の中からですが…)。ご本人はバリバリ活動中のようで、これ書くのにオフィシャルウェブをちょっと見てみたら、Ibanezの創業100年記念のライブでつい最近来日してて、Steve Vai、Paul Gilbert、Andy Timmons、Marty Friedmanと共演してますね(ウェブの中に写真あり)。
そんな凄いライブあったんだ…。CD出したら…マニアさんたちが必ず買うと思うんですが…(すんごく売れるとか大ヒットはしないかもしれないが…)。で、まあ言い換えると、それくらいの凄腕メンバーの中で演奏しても違和感のない馬鹿テクさんということですね。
『Mind・Body・Soul』 Larry Mitchell (1994年作)
前の記事読み返してたら、「アコギがメインに出た2nd」とか書いてますが…アコギメインは3枚目だったかも…。これは前作の延長線上で、ちょっとブルースっぽい雰囲気を交えながら、スッと力を抜いた柔らかいフレーズのソロが流麗に決まる癒し系のなかなかなアルバムでした。前作よりかなり完成度高し。地味なジャケットだけど、かっこいい曲あるし、ギターめっちゃ巧いですよ。
ジャケットの写真見ると、スローなもろブルース系の重たいプレイを連想するかもしれません。だけど、中身はもろハイテクなGインストアルバムで、ヘヴィなリフにうねるような速いソロの乗っかるロックっぽいかっこいい曲や、ちょいハネ気味のリズムに乗っけたフュージョン風の軽やかな曲もあったり、前作より曲のバリエーションがぐんと増えた感じ。書いてることが同じで芸がないですけど、ちょっとEric Johnsonっぽいんですよね。クリーントーンのバッキングで分かりやすいきれいなメロディを聴かせる曲があったり、EJの影響を感じます。
ちょっとタッピングっぽく聴こえるフラッシーな部分(前に書いた謎のLinking system奏法かもしれませんが)もあって、やっぱジャズ・フュージョン系でもブルース系でもない「ハイテクさん」らしい「基本は弾きまくり」のプレイスタイルなんですが、トリッキーな技はあまり使わず、メロディを聴かせるので、そこも正統派っぽくって良い感じです。
どうもです。
今、youtubeで何本か観ました。
上手ですね。
こう、軽やかに弾くというのは脳も軽やかってことでしょうか?
私の頭は重すぎる・・・。
インタヴュー収録も観たのですが、気持ちの良いナイス・ガイといった感じでしたよ。
厭味のない性格、といったとこでしょうか。
元々は黒人音楽のアース・ウインド&fireあたりの影響もあるとのことですが、プレイを見る限り、まずなんでもこなせる超テクニシャンといった印象を受けました。
アコースティック・ギターも巧い。
音もいい。
もし、日本に来たら見たいと思わせるミュージシャンですね。
六本木あたりのクラブでやったら、きっといいムードで演奏すると思うんだけどな。
では、では・・・。
by ダッタン人 (2008-07-28 22:28)
ダッタン人さん
こんばんは〜。ありがとうございます。
う〜む…さすがYoutubeですね。公表されてるキャリアから推察するに、アメリカでは結構名のある人なんじゃないかと思うんですが、ここ日本ではそんなに伝わってきてませんね。
確か3枚目がアコギメインのアルバムだったような気がします。Ibanezのライブのメンツから考えても、基本はロック系の人のようですが、おっしゃるようにかなり幅広いスタイルで弾けそうな人ですよね。
しかし…何で売れてない(少なくとも日本では)んだろう…。いつも不思議に思うことです。
by しまうま (2008-07-28 23:09)