神様?…。『ハンコック』 [映画]
*映画の内容に触れてますので、未見の方は注意して下さい。
え〜。北京五輪も終わり、ふと気が付くと「見るテレビがない!」という状態。おっさんになると、民放のゴールデンタイムのバラエティとか連ドラってさっぱり見る気がせんのです。ついついNスペとかニュース番組を見てしまう…。若い頃は親父がそういうの見てても、「どこがおもしろいんやろ」と思ってたもんですが…。
エライ話が脱線しましたが、ウィル・スミスの新作『ハンコック』見てきました。
お話は簡単に言うと、空を飛び、銃弾も跳ね返し、貨物列車と衝突しても傷ひとつ負わない超人ハンコック(ウィル・スミス)は悪者をやっつけようとするとビルは壊すし、巻き添えで高級車はメチャクチャになるしで、やることなすこと裏目ばかり。酒が手放せず、酔っぱらって子供にも絡むハンコックはスーパーヒーローなのに街の嫌われ者。だけど、ある日、踏切の中で車で立ち往生していたところを助けた広告マンから、「君のイメージアップに協力したい」と申し出を受ける。イメチェンに取り組むハンコックだが、意外な人物によって不死身の秘密が分かり、力が弱ったハンコックは自分が刑務所に送り込んだ犯罪者から報復を受けて危機に陥る…てな感じです。
広告マンの奥さんがシャーリーズ・セロン。こんな大物女優を脇役にするはずはなく、ひょっとするとセロンは◯◯では? と思っていたら、やっぱりそうでした。最後の方、ちょっとハンコックが危ない目に遭うし、旦那の広告マンがちょっとかわいそうな展開になるんだけど、コメディらしく最後はハッピーエンドで丸く収まりました。
ハンコックは映画の中の説明によると、どうやら有史以前に地球にやってきた(もしくは元々住んでいた)生物で、人間を作ったご先祖様(神様?)のような存在のようです。歳も取らず、凄まじいパワーを持ち(ラストを見るとどうやら生身のまま宇宙空間へも飛んで行ける)、人類の歴史をずっと見てきたらしい。
しかし、その割には行動は凄く単純で怒りっぽく、人々にぞんざいに接してしまう理由は「自分の寂しさを分かってもらいたいから」(??)みたいな。そんな何千年も生きてるのに、全然悟りを開いてへんのか〜っ!とまず突っ込んでしまいました。神に近い存在にしては、パワーはともかく、行動がとにかく大人げないのです。まぁ、それでないと映画になんないでしょうが。
屈折したハンコックが少しずつ心を開いていく過程はヒューマンコメディみたいな感じだけど、全体としてはほとんどマンガみたいなお話だし、その割にはラストが妙にシリアスで、何だかお話がどっちつかずな感じ。お馬鹿で漫画チックなアクションコメディに徹するなら、ハンコックの立ち直りの過程なんかはすっ飛ばして、ハチャメチャな暴れっぷりをもっと見せればいいのに(特に正体を現した後の◯◯◯の暴れ方が半端じゃない)…とちょっと思いました。
人助けをしてるのに、人々に迷惑がられて悩む等身大ヒーローの話って、『Mr.インクレディブル』でもやってましたよね。この映画、あれを見て、「そうだ! 人助けをしてるのに迷惑がられて悩むスーパーヒーローの話っておもしろそうだ」ってな感じで企画が始まったんじゃないかなぁ。ハンコックの相棒(?)がスーパーヒーローとばれないようにひっそり暮らしてるので、そっちのお話の方がおもしろいんじゃないかとか思ったんですけど、それだともろに『インクレディブル』のパクリになっちゃいますね。
え〜。北京五輪も終わり、ふと気が付くと「見るテレビがない!」という状態。おっさんになると、民放のゴールデンタイムのバラエティとか連ドラってさっぱり見る気がせんのです。ついついNスペとかニュース番組を見てしまう…。若い頃は親父がそういうの見てても、「どこがおもしろいんやろ」と思ってたもんですが…。
エライ話が脱線しましたが、ウィル・スミスの新作『ハンコック』見てきました。
お話は簡単に言うと、空を飛び、銃弾も跳ね返し、貨物列車と衝突しても傷ひとつ負わない超人ハンコック(ウィル・スミス)は悪者をやっつけようとするとビルは壊すし、巻き添えで高級車はメチャクチャになるしで、やることなすこと裏目ばかり。酒が手放せず、酔っぱらって子供にも絡むハンコックはスーパーヒーローなのに街の嫌われ者。だけど、ある日、踏切の中で車で立ち往生していたところを助けた広告マンから、「君のイメージアップに協力したい」と申し出を受ける。イメチェンに取り組むハンコックだが、意外な人物によって不死身の秘密が分かり、力が弱ったハンコックは自分が刑務所に送り込んだ犯罪者から報復を受けて危機に陥る…てな感じです。
広告マンの奥さんがシャーリーズ・セロン。こんな大物女優を脇役にするはずはなく、ひょっとするとセロンは◯◯では? と思っていたら、やっぱりそうでした。最後の方、ちょっとハンコックが危ない目に遭うし、旦那の広告マンがちょっとかわいそうな展開になるんだけど、コメディらしく最後はハッピーエンドで丸く収まりました。
ハンコックは映画の中の説明によると、どうやら有史以前に地球にやってきた(もしくは元々住んでいた)生物で、人間を作ったご先祖様(神様?)のような存在のようです。歳も取らず、凄まじいパワーを持ち(ラストを見るとどうやら生身のまま宇宙空間へも飛んで行ける)、人類の歴史をずっと見てきたらしい。
しかし、その割には行動は凄く単純で怒りっぽく、人々にぞんざいに接してしまう理由は「自分の寂しさを分かってもらいたいから」(??)みたいな。そんな何千年も生きてるのに、全然悟りを開いてへんのか〜っ!とまず突っ込んでしまいました。神に近い存在にしては、パワーはともかく、行動がとにかく大人げないのです。まぁ、それでないと映画になんないでしょうが。
屈折したハンコックが少しずつ心を開いていく過程はヒューマンコメディみたいな感じだけど、全体としてはほとんどマンガみたいなお話だし、その割にはラストが妙にシリアスで、何だかお話がどっちつかずな感じ。お馬鹿で漫画チックなアクションコメディに徹するなら、ハンコックの立ち直りの過程なんかはすっ飛ばして、ハチャメチャな暴れっぷりをもっと見せればいいのに(特に正体を現した後の◯◯◯の暴れ方が半端じゃない)…とちょっと思いました。
人助けをしてるのに、人々に迷惑がられて悩む等身大ヒーローの話って、『Mr.インクレディブル』でもやってましたよね。この映画、あれを見て、「そうだ! 人助けをしてるのに迷惑がられて悩むスーパーヒーローの話っておもしろそうだ」ってな感じで企画が始まったんじゃないかなぁ。ハンコックの相棒(?)がスーパーヒーローとばれないようにひっそり暮らしてるので、そっちのお話の方がおもしろいんじゃないかとか思ったんですけど、それだともろに『インクレディブル』のパクリになっちゃいますね。
私も観てきました~☆
映画の日だったのですごく混んでいました。
ヒーローのウィル・スミスに対抗出来る女性はシャーリーズ・セロンくらいしかいない・・というので抜擢されたと聞きましたがいきなりの大暴れでしたね。
ラスト近くの病院で○づくと○○が失われるという設定だったのですけど
彼らがどこまで回復するのか、しないのか?なんで傷があるけど力は出せるのかなど、わかりにくかったです。
ハッピーエンドにしたいためにちょっとぐたぐたになちゃってたような。
ヒーローって元神様だっの?っていうのもびっくりでしたよ。
by キキ (2008-09-02 20:01)
キキさん nice!ありがとうございます。
え~◯◯が◯◯すると、力が復活して、傷はあっという間に治っちゃうってことなんですかねえ。
でもね。それがなければ、あの悪者たちにはハンコックにかすり傷ひとつつけられないわけで。悪者、ちょっと弱そうですもんね。だとすれば、これは「悲恋」もの? いや、でも中盤は漫画みたいな暴れっぷりだし…つうことで、なんかピリっとしなかったかなあ。
前半がちょっと冗長な感じですかね。もうちょっと悪者を強いヤツにして、一緒に闘えばよかったのになぁ~とか思いました。何となく、ですけど、このお話なら続編、できそうですよね。ヒットしてたら、ですが…。
by しまうま (2008-09-02 21:21)