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北京五輪の閉会式にジミー・ペイジが。 [音楽]

 オリンピック、終わりました。昔はオリンピック、そんなに見てなかったんですが、年齢とともに涙腺がゆるくなるのか、今回は結構感動する場面がたくさんありました。ソフトボール、競泳、レスリング、陸上…。野球とかシンクロとかちょっと残念だった競技も。

 そうか~今日は閉会式か…と思いながら、行きつけの喫茶店で新聞読んでたら…。なにげに番組欄に「ジミー・ペイジ登場」の文字が。ええ~~っ! オリンピックの閉会式にあのLed ZeppelinのJimmy Pageが? 現役時にはさんざんツアーで悪さをしたらしいし、どう考えてもスポーツとは無縁そうな不健康な音楽をやってた彼らのリーダー格のあのギタリストが? スポーツマンの祭典のフィナーレに? ホントなのか? と日曜の定番の映画館通いをパスしてテレビの前で待ってました。

 いろんな出し物が続き、さすが中国! という大掛かりなパフォーマンスがこれでもか、とばかり続きます(しかし、開会式とか閉会式でやってた宙吊りの演技、練習で大怪我した人とかいなかったんだろうか…)。次回2012年の開催地、ロンドンへ五輪旗が引き継がれると、画面がパッと切り替わります。


  カラーcg.JPG (ワンセグ画面から)

 いきなり、ポップなCG。さすがThe Beatlesを生んだ国。いかにも「国家的事業」という重厚で華やかな人海戦術の演技から一気にスッと雰囲気が軽くなります。

 ロンドンロゴ.JPG (ロンドン五輪のロゴだとか。何だかメタル系のバンドのロゴみたいですね。なんかちょっとZEPのフォーシンボルズ、入ってないか?)

 ロンドン行きバス.JPG (北京からロンドンへ乗り継がれるバス…。)

 バスの屋根がスス~~っと開き、そこに舞台が。なんと。そこには!

 ジミー・演奏.JPG (出ました! 御大。元祖3大ギタリスト)

 ジミー・アップ.JPG (おい! 瞳! って…朝の連ドラの西田敏行が出番を間違って出てきたんじゃないですよ…って似てるの白髪とちょんまげだけか…)

 ジミーバスの上.JPG 

 曲は…会場の音響が悪くてよく聴こえないが、『胸いっぱいの愛を』でした。NHKのアナウンサー、ちょっと興奮。きっと高校生の頃、コピーしたんだね。ジミー派はレスポール買いましたよね。私もコピーしました。ハイ。この時間帯、おっさんの視聴者占有率、異常に高いとみた。

 ジミー・アップ2.JPG (まさか…ソロも弾くのか。まあ、『ハートブレーカー』とか『アキレス最後の戦い』じゃないから大丈夫だろう…)

 ジミーソロ.JPG

 おおっ! なんかそれなりに指が動いてる。まさか中国の得意の◯◯じゃあ…。いや、実は特殊メイクで変装した別の巧い人が弾いてるのでは…。いやいや、そんなことはありまへん。ハードロックを発明したと言ってもいいジミー御大のありがたいフレーズを中国13億人の人民はどう聴いたでしょうか。

 ベッカム.JPG (そしてもうひとりのロンドンの使者はサッカーのベッカム選手)

 イギリスはサッカーとロックの国なんだよ、ってとこでしょうか。歴史も伝統もある国ですが、サッカーとロックでオリンピックの閉会式に臨むなんてかっこいいじゃないですか。ロンドン開催時はベッカム選手は現役じゃないかもしれないし、ジミーは68歳になってるから、ギター弾けるかな…。できたら弾いてほしいですね。

 ラストの花火.JPG

 やがて聖火は消えて、花火がどど~~んと上がり、今度は中国のバンドの歌やら踊りやらがあって、閉会式は終わり。オリンピックの前にも最中にも、世界のいろんなところで民族紛争やらほとんど戦争に近い出来事やらいろいろありましたけど、試合そのものは平穏に終わって何よりでした。今回はちょっと危なかったけど、もうちょっと、ほんの少しでオリンピックは台無しになってしまっていたかもしれない。今の世界は平和とは言い難い状況ですが、オリンピックが開催できる程度には安定した状況にあることを感謝しなければいけないのかもしれません。


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コメント 10

rei

うおおおおおお。
ジミー・ペイジ!!
閉会式に出たんですか!
ほんとに「瞳」のおじいちゃんみたいだ!!!
好々爺だ!
高校生の時にツェッペリンのライブ映画
名画座で何回観たかわかりましぇん!
私も「天国への階段」の最初んとこコピーしました。
バンドで「移民の歌」やりました。
なんかなー。
自分もトシとったっていうことですよね・・・。

by rei (2008-08-25 01:23) 

しまうま

 reiさん

 おおおおおおぉぉ~でしょ。私も新聞見た時、「?」って思いましたよ。どんな曲やるんだ? とも。ZEPの曲ってちょっと湿っぽくて、ヘンテコリンなのが多いじゃないですか。
 勇ましい、というと『移民の歌』か? とか。『天国への階段』じゃ何だか縁起? 悪いしとか(ちなみに私もこの曲はコピーを…)。ちなみに、共演の女性歌手、イギリスでは今大人気の人らしいですよ(私は知りませんでしたが…)。

 とか考えていたら、『胸いっぱいの愛を』でした。なるほどね、という感じ。明日は職場で元ギター少年たちが熱く語ってるんじゃないかと…。

 で、私も名画座で見ましたよ! 高校生の初めてのロック体験でした。あの映画見て、レスポール買いましたよ。
http://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=5509
by しまうま (2008-08-25 02:03) 

rei

>あの映画見て、レスポール買いましたよ。

青春だにゃー(笑)。
しまうまさんがご覧になった時は「ラストワルツ」とでしたか。
私が観たのは、ストーンズのライブ映画が同時上映でした。

私の音楽遍歴は
中学校の終わり頃からビートルズで始まり
高校時代はクイーンとツェッペリンでした。
・・・・フツーでしょ。
クイーンとかほんと大好きだったので
来日した時に東芝EMIの前で入り待ちして
ドラムのロジャーにサインもらったりしました。
一番好きだったのはブライアン・メイだったんですが。

ギターも持っていたので(お兄ちゃんのお古)
やはり「スモークオンザウォーター」とかも
コピーしましたよ。・・・最初んとこだけ。
「ハイウェイスター」のEPも持ってたし・・・。
ロックのLPを買うために
親にもらったお昼代を節約してるような
そんな高校時代でした。
何故か過去を振り返ってみました(笑)。
by rei (2008-08-26 01:14) 

ドイツ特派員

をを、名画座の人たちですな!

かく言う私、大阪に大学で出てくるまでは映画館なんぞは全く興味なかったんですが、大阪キタの名画座(名前は忘れたんですな)で「永遠の詩」をかみさんと見に行ったり。当時は箕面に住んでいたもんで、梅田まで出てくるのは大遠征でした。

あの映画館はなんて名前だったのか?覚えていらっしゃいます?
by ドイツ特派員 (2008-08-26 01:31) 

しまうま

 reiさん

 ブリティッシュな青春時代だったんですね(笑)。ロジャー・テイラーってジョン・ボーナムを(今風に言うと)リスペクトしてるんですよね。気取っていつも買っていたプレイヤー誌で北島健二が書いてたような。スネアを叩く時、同時に一瞬だけハイハットを開いてメリハリをつけるのが得意技とか。なんでか知りませんが今も覚えてます。

 そんなウンチクを友達に語りつつ、「伝説のバンド(orギタリスト)」の冠にやたら弱く、フリーとかマウンテンを聴いてるような(俺はミーハーじゃないぞというスタンス)思いっきりミーハーな高校生でございました…。

 映画のレビューにも書きましたけど、「ラストワルツ」との併映はおかしかったですよ。長髪の兄ちゃんたちは「狂熱のライブ」見た後、みんなでロビーに出ちゃって、ラストワルツのクラプトンとロビー・ロバートソンのギターバトルの場面だけ、ぞろぞろ入ってくるんです。終わると、また出て行っちゃう。で、また狂熱のライブを初めから見る…。
 今みたいに入れ替え制とかじゃないから、そうやって何回も見てました。いっつも満席で、私は通路に体育座りしながら友達とジミーのソロを見てました。
by しまうま (2008-08-26 07:11) 

しまうま

 ドイツ特派員さん

 キタの名画座…ひょっとして地下に降りていく映画館ではないですか? ドージマ地下センターにつながってる…。だとするとたぶんそれは「大毎地下」という毎日新聞の旧大阪本社の地下にあった名画座ですよ。
 私、そこで『ラストワルツ』との2本立てで『狂熱のライブ』見ましたよ。入り口のところでなぜか瓶入りのコーヒー牛乳とか売ってて、それ買って、20代のころ、固~いイスに座ってアンパン食べながら3本立ての映画、よく見てました。

 でも、若いカップルがデートで行く場所じゃなかったような気がしますね~(笑)。私はロック好きのY君とふたりで行きました。フツーの高校生だったので、(たぶん大学生の)長髪のいかにもバンドマンな兄ちゃんたちに囲まれてZEPの映像を初めて大画面で見て、「何だか大人な場所に来てしまったな」とドキドキしましたよ。
 大学の合コンで初めてディスコ行った時とか、高校の時にこわごわライブハウスに入って大人に混じって初めてビール頼んだ時みたいな、妙に高揚した気分でした。

 そんなこんなで、当然、ZEPにはまってしまいました(爆)。あまり音源は持ってないんですけど。
by しまうま (2008-08-26 07:26) 

ドイツ特派員

しまうまさん、

あー、そうそう大毎地下!懐かしいなあ、うちのかみさんはマイナー系の映画が好きでよく行ったなあ。ヒッチコックとかフェリーニとかキューブリックとか良く付いて行きました。確か当時「ニューシネマパラダイス」もここじゃなかったかな?

すっきりしました。ありがとう御座いますです。
by ドイツ特派員 (2008-08-27 22:31) 

ひょう

大毎地下・・・懐かしいですねえ。
私の学生時代には、
当時1,000円の入会金で、学生700円で映画が観れて
年に2枚、タダ券がもらえました。

と、横レス失礼。
by ひょう (2008-08-27 23:27) 

しまうま

 ドイツ特派員さん

 毎日新聞が建て替えで移転する時に映画館もなくなっちゃったんですよね。確か3本800円ぐらいでしたよ。今から20年以上前ですけど。

 20代の初め頃、ローテーションで夜勤がある職場でバイトしてたことがあって、夜勤明けでそのまま帰ると眠ってしまって昼夜逆転してしまうので、帰りによくここで映画見て時間つぶしてました。それがきっかけで映画好きになってしまいました。

 覚えてるのはロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの出てた『恋に落ちて』ですかね(爆)。それまでなら絶対に見ないジャンルの映画でしたが、時間つぶしに見てたら意外に良かった。それからです。「恋の〜」「愛の〜」系でも見に行くようになったのは。
by しまうま (2008-08-27 23:27) 

しまうま

 ひょうさん

 おっ、ニアミスです。学生のころ…何学生かは聞かぬが花…(?こんな言葉あったっけか…笑)。

 私が高校生の頃は封切り(今はこんな言葉もなくなりましたね)から2、3カ月してから、2次上映みたいな形で新作3本立てで800円ぐらいだったような…。シートが小さくてメッチャ固くて、3本見た後はお尻が痛くて大変でした。

 フツーの映画をやる間に3日とか2日とかの隙間があって、そこでちょこっとだけ、この記事で書いた『狂熱のライブ』と『ラストワルツ』をやるんですよ。で、気付いた時は「あ〜っ、先週やってた!」ってことがよくありました。
 映画館につながっていたドージマ地下センターは今もたまに行きますけど、地下街はあんまり雰囲気が変わってないですね。
by しまうま (2008-08-27 23:37) 

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