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元MEGADETHの馬鹿テクさん、その3(Chris Poland) [音楽]

 元MEGADETHの馬鹿テクさん、Chris Polandのソロ初期の頃のアルバムです。取り上げる順番が逆になってしまいました。前に取り上げたラジオライブのアルバムで、歓声が凄かったって書いちゃって、記憶違いかと思っていたんですけど、やっぱりライブ音源ありました。このアルバムに何曲かライブ音源が入っていて、そのうち1曲がロサンゼルスの有名なジャズクラブらしいベイクドポテトでの演奏。その中で結構歓声が上がってるのを覚えていて、それと勘違いしてました。「こんなに複雑な音楽やってるのに結構な固定ファンがいるんだな」と思ったので覚えていたんですね。

  クリスポーランド.jpg Chris Poland 『CHASING THE SUN』(2000年作) オフィシャルウェブで絵柄の違うジャケットで販売しているようです。

 作風としてはメガデスを辞めてしばらくしてから出した『RETURN TO METALOPOLIS』の延長線上で、クリスのメカニカルな超絶速弾きが炸裂しまくってますが、M8『SALVADOR』って曲はちょっとラテンのリズムで、意外にいけてます。スローなブルース、ジャズっぽい曲もやってますが、メカニカルなフレーズがさっぱり風味で意外に合ってる気がします。ダークな曲調に複雑なリズムチェンジ、変拍子が得意な人みたいですが、実は引き出しは多い人なのかな。

 このアルバムも『RETURN TO…』に引き続いて実の兄弟のMark Polandがドラム叩いてますが、リズム隊も巧いのはもう当たり前。曲によってはリズムギターの音も聴こえますが、基本はトリオ編成みたいで、限界に近いことやってます。ライブ音源聴くと、複雑な曲なのにめちゃ演奏が締まってて、ミストーンもほとんどないし、技量レベルがかなり高い人たちなんだなと分かります。

 それで、これがソロになってから、『RETURN TO…
』の次に出した歌ものバンド。このバンド、前に「音の薄いドリームシアターみたい」って書きましたけど、改めて聴きなおしてみると、「複雑なメガデス」って感じですかね(爆)。全然違うやん! って、すみません。メガデスが好きな人なら好きそうな音なんだけど、ボーカルがちょっと弱いかな。

  ダムザマシーン.jpg DAMN THE MACHINE 『DAMN THE MACHINE』 (1993年作)

 いきなりA&Mからのデビューで、期待の大物新人だったんでしょうね。これ一枚で契約を切られちゃったようなので、あまり売れなかったんだな。たたみ掛けるような複雑なリフと変化するリズム、クリスのちょっと浮遊感のある無機質なソロ(何度も書きますけど、ソロは無茶苦茶に速いっすよ。アタックの強いアラン・ホールズワース巨匠って感じかな?)、演奏はかっこいい…んだけど、やっぱ歌ものだから、ボーカルが弱いと駄目なのかなあ。この曲、この演奏でデイブ・ムスティンが歌ってたら、もっとかっこいいのに…てな曲がいくつか。それじゃメガデスのアルバム買った方がいいから、売れなかったのかな。

 ダムザマシーン2.jpg

 アルバムのおまけにメンバーの写真のステッカーがついてました。手前の両サイドがポーランド兄弟かな。左の方がChrisかな? 兄弟とも結構かっこいいです。


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