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Patrick Rondatその2 1stの『JUST FOR FUN』 [音楽]

 前まで、既に書いたギタリストの他のアルバムは見つけたらその都度、過去記事の後ろに付け足していたんですが、新規に書くことにしました。記事が長くなるし…紹介する人いなくなってネタ切れになりそうだし。

 と言うわけで、今もたぶんELEGYで活躍してるはず(すんませんフォローしてません)のPatrick Rondatさんです。これはオフィシャルサイトも見てみましたけど、ソロアルバムでは最初のヤツです。最近、再発売したみたいだから、輸入盤屋さんとかに並んでるかもしれません。聴き直してみると、そんなに古くさくなく(つうか、私の好みが80-90年代で止まってますが)、ギターもの好きな人なら楽しめるかも。

 『JUST FOR FUN』(1989年作)

 最近のソロアルバムはちょっとリズムが重くて、変拍子を使ったプログレ風味が増してくるんですけど、このアルバムは当時は世界的にネオクラシカルが流行っていたからか、ハイテクギタリストブームだったからか、最近のアルバムより弾きまくってる感じがします。曲もキャッチーで、当時の先行組のインスト系アルバムを参考にしたのかな? たぶん低予算なんで、ちょっとプロダクションは弱い感じもあります。
 リズムの速い曲も多いし、M5、M8はちょっとトニー・マカパイン風。スローでドラマチックなM6もトニマカ風です。タイトルチューンのM4「JUST FOR FUN」はメジャーキーのハードブギ(?)みたいな曲でちょいVAI、サトリアーニ風。このアルバム聴くと、パトリックさんをハイテクギタリストというのにまったく躊躇なし。前の記事で「タッピングとかの小技系は苦手」と書きましたが、このアルバムではかなりフラッシーなプレイもやってます。タッピングかな? でも、基本はやっぱり柔軟な運指とフルピッキングで難しいスケールを弾くネオクラシカルプレイがこの人の特長です。

 ところで、最近、You Tubeでパトリックさんの動画などを探してると、「Patrick Rondat」のキーワードでヒットが増えてきたのが、名曲(名プレイ?)『VIVALDI TRIBUTE』を演奏するアマチュアギタリストの投稿動画。確かに、コンサートのソロタイムにこれやったら、ウケるだろうなあと。やってみたくなる気持ち、分かります。パトリックさんが弾いてるの見ると、そんなに無茶苦茶なスピードではないし、できそうなんですけど(私はもちろん無理)、かなり腕が立ちそうなアマチュアでも四苦八苦して弾いてるし、「わちゃ〜。君は何故ゆえにそれを世界中の人に見せるのか?」ちゅう人もいて、結構おかしいです。コピーに挑戦してる人にもいろんな国の人がいて、パトリックさんの知名度もヨーロッパ以外に広まってきたようです。良いギタリストだから当然ですが。


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