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え〜今さらですが…アンディ・ティモンズ(Andy Timmons) [音楽]

 マニアの心理ちゅうのは複雑なもんで、ひそかに応援していた人が売れっ子になるとうれしいけど、「あ〜前から知ってたのに!」って誰かに言いたくなるもんなんですね。そんなことはどうでもいいんですけど。で、もう大御所(?)と言っていいかな?のAndy Timmonsさんです。

 『ear X-tacy』(1994年作)

 これは邦盤ですけど、これのオリジナルの真っ黒なバックに文字だけの自主制作盤も持ってます(←前述のマニア心理)。なんで2枚買ったかというと、ライナーノーツの解説読みたいということで…。好きなミュージシャンがギター雑誌の編集者にほめ倒されてるのって気持ちいいんですよね(…フクザツなマニア心理)。オリジナルの真っ黒ジャケットの方聴いて、「こ!これは! 完成度高い。しかも聴きやすい。巧すぎる!」とたまげました。これで有名になんなきゃ、おかしい! と思っていたら、やっぱりソロでもどんどん売れっ子になっていきました。良かった、良かった。

 この人の特長はやっぱり引き出しの多いところなんでしょうね〜。作曲力もかなりのものだと思いますね。歌モノバンドあまり買わないから、DANGER DANGER時代のプレイは知らないんですけど、参加アルバムの完成度の高さはよく知られるところ。サイモン・フィリップスと組んだジャズユニットのライブアルバムも持ってますが、ジャズでもまったく問題なしの高レベルのテクがありつつ、最近ではオリビア・ニュートンジョンのツアーメンバーもやったとか。それでいて、Steve Vaiも真っ青のハイテクプレイ満載のインストアルバムも出せる(G3のゲストギタリストも努めた腕前)…まさにオールマイティ。全盛時の阪神タイガースのバース選手みたいに右に左にホームランって感じです(ちょっと例えが間違ってるかな?)。

ANDY TIMMONS BAND『RESOLUTION』(2006年作)


 これが最近出たインストアルバムで、これまでの作品とちょっと作風を変えて、スタジオライブ風の(ライナーノーツによれば一発録り)ダイナミックな曲中心。Vai社長のFAVORED NATIONSレーベルから。社長、相変わらず良い仕事してはります。アルバムはアンディさんが有名になる前のローカルバンドのメンバーを呼び寄せて作ったものだそうです。でも、リズム隊もめちゃ巧いです。

 トリオ編成で、しかもインストってことになると、どうしても音が薄くなりがちですが、このアルバム、エリック・ジョンソンの一連の作品や、ヴァイさんの過去のアルバム(タイトル忘れましたが編成はトリオ)みたく、すごく演奏が締まっていて、微塵も薄さを感じません。ソロやトリッキーな技が巧いだけじゃ、こんな風なアルバムは作れないんですね。バッキングや、バンドの中のギタリストとして総合的な力が問われるってことで(…って偉そうに何言ってるんだか…ですが)。

 最新アルバム聴いて、アンディさん、相変わらずバリバリやね、と安心しました。もの凄い馬鹿テクさんでありながら、ハイテクギタリストの枠を超えた活躍が期待できる人です。今後の作品も楽しみです。


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この人はDanger Dangerの「Screw It!」がリリースされた際にその凄腕
ぶりから一気に注目度がアップしたんですよね~。
当時の音楽誌もDanger Dangerのライヴレポの中で「NunoやPaulはライ
ヴ中にちょっとはミスるけどアンディは全くミスらない!」と絶賛されてい
ました。
この人のプレイを間近でみたことがあるのですが本当に巧いです。
巧い+音楽センスが高い+ルックスも良い!と天は彼に3物を与えて
います(笑)。というのは冗談で本人の凄い努力の賜物なんでしょうね~。
by (2007-02-18 17:22) 

しまうま

 EVHさん

 nice!ありがとうございます。
 そうですか…間近で…。クリニックか何かですか? EVHさんのブログに書かれていたかな? 今職場(休日出勤で暇)なんで、後でチェックをば。
 そうっすか~Danger Dangerのライブはそんなに凄かったんですね。う~む…買おうかなあ…。
by しまうま (2007-02-18 18:48) 

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