この人も確か社長。David T. Chastain [音楽]
この人も80−90年代の速弾きギタリストブーム(一応、そういうのがあったそうです…)の頃、来日してクリニックみたいなミニコンサートをやったりしたと雑誌で読んだことあります。
David T. Chastain 『ELEGANT SEDUCTION』(1991年作)
これの前に2枚ぐらいインストのアルバム出してて、これが一番完成度高かったような気がします。ジャケットの絵柄もかっこいいですね。M1がちょっと(ほんの雰囲気だけ)ジェフ・ベックっぽいかっこいい曲です。プレイスタイルはテクニック的には当時の最先端の人と比べると、一世代前、って感じだったかなあ。
当時、どど〜っと出てきた20代前後のハイテクギタリストより、年齢的にもたぶん少し上の感じがします(見た目だけど…)。速く弾こうとしてるところと、そうでないところでの加減速がギクシャクするっていうか、速度が上がってくるとちょっと安定感がなくなってくる感じがするんですね(って何偉そうに書いてるんだか、ですが…)。とはいえ、かなり速いし、右手も使うし、相当巧い人ではあります。このアルバムはちょっとフュージョンっぽい曲やったり、アコギ使ったり、いろいろ工夫していて、たくさんあるインスト系アルバムの中では好きな方です。
何というか、フレーズに独特なうねり感があって、ちょっと昔っぽい「ハードロック感」というか、プレイに雰囲気のある人で、そこがこの人の演奏の好きなところ。最初はジャズ・フュージョンから入った人なのかなあ…トニー・アイオミの速弾きにちょっと似てるような。それと、スローなマイナーの泣き系の曲で、おおっ! というかっこいい曲も書く人です。どっかにあるはずなんですけど、『WITHIN THE HEAT』ちゅうアルバムで1曲、かっこいい曲ありました。
デヴィッドさんは、今もあるのかどうか知りませんが、LEVIATHAN RECORDSってギターもの、メタルもののインディーズレーベルの主宰者でもあったと思います。そこの所属の人で、Michael Harrisって人が相当な馬鹿テクさんだったような(何枚か買ったような…)。
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