1曲がお気に入り「アンジー・スキリロ(Angi Schiliro)」 [音楽]
インストロックのアルバムを買うと、まあまあ当たりかな? というのがアルバム全10曲中、3~4曲がかっこいい時。ハズレかな?というのはゼロ~1曲というところなんですが、このアンジー・スキリロさんの「ホワイト・レディ」は1曲しかかっこいい曲がないんですが、それでも買って良かったな、と思えたアルバムです。
Angi Schiliro 『White Lady』1992年作
スタイルとしてはネオクラシカル系なんでしょうが、全体にミドルテンポでゆる~い曲が多く、確かB!誌のレビューではちょっとエッチな映画のBGMみたいな…てな感じでエライ言われようだったような記憶があります。
だがしかし、他の曲と完全に異質な感じ(作った時期が違うのか?)の1曲目「コリーダ」という曲がかなりかっこいいんですね。何故かこの曲だけかなりなアップテンポで、初期のトニー・マカパイン風というか。ただ、テクニック的にはトニー級から見ると少し劣るのか、途中の思いっきり速いギターソロはピッキングが粗い感じがします。だがまあ、しかし、疾走感がすごく心地よく、ちょっと変拍子っぽい導入部といい、リフもソロもかっこいいので、この曲だけ繰り返し何度も聴いてしまいます。
フジテレビのF1リポーターの川井一仁さんもどうやらインストルメンタルのギターものが好きな人らしく、昔読んでたF1速報誌でこのアルバムを紹介していました。マイナーな人なので、誰も知らないだろうと思って紹介したら、アルバム持ってる人から何人かハガキが来たそうで、それを翌週号の編集後記に書いていたような記憶があります。
それと、そうだ、確かこの人、スイス人(記憶あいまいなんで間違ってたらスミマセン)だったはず。メタル界でスイス人ギタリストというのはあまり知らなかったので、それも印象に残っています。
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