美しい日本。『武士の一分』 [映画]
＊映画のあらすじに触れてますので、未見の方は注意して下さい。
仕事先のおじさんが「良かったで〜」って言ってたので、見てきました。いや、確かにこれは久しぶりに「映画を見た」という感じがしました。キムタク、もとい、木村拓哉さんって、テレビドラマだとあり得ないようなかっこいい役ばっかりで、ちょっと先入観ありましたけど、適当にかっこ悪くてリアリティがあって、凄く気合いの入った演技でしたよ。剣道やってたそうですが、殺陣のシーン、迫力あります。
（写真はパンフレット）
お話は山形県の小さな藩の下級武士の毒味係三村（木村）が不慮の食中毒で視力を失ってしまう。妻は必死に夫を支えるが、盲目となった夫との暮らしを守るために心ならずも藩の有力者、島田に弄ばれることに。三村は妻の恨みを晴らすため、武士として引けない一線（一分）を守るため、再び剣の師匠の元を訪れ、盲目で闘うための秘剣を習得し、剣の達人でもある島田と一対一の果たし合いをする…てなお話。
なんか、じみ〜な感じがしますけど、これ、立派なラブストーリーでした。加えて、山田洋次監督というと、「寅さん」シリーズでもそうだったけど、今はもうなくなっちゃった懐かしくて美しい日本を描くのが巧いです。昔の日本、日本人ってこんなだったんだろうなあ…と何だか癒された気分になるんですね。
話も部屋の中の場面が多くて、動きや派手な台詞も少なく、CGのトリックや爆発シーンに慣れた目には物足りない、と思うでしょ？ ところが、決闘のシーンはまるで昔見た西部劇みたいに手に汗握る迫力ありました。テレビの時代劇なんかで見る、華麗に舞っているような殺陣ではなくて、実際に重たい鋼の剣を振るっているような、一撃必殺の重く、速く、鋭い殺陣です。本当に刀を使って殺し合いをしたらこうなるだろうな、という斬り合いに見えます。
原作は剣客もので有名な藤沢周平氏。おじさんはみんな藤沢周平が大好き。木村拓哉さんを知らなかった仕事先のおじさん（５０代後半）も、ウチの親父（７０代半ば）も、み〜んな好きです（私は軍事サスペンスが好きですが…）。だから、劇場は高齢のおじさんが結構入ってました。それでも興行成績は好調だそうですから、木村拓哉さんの演技が本物として評価されてるんでしょうね。
行きがけ、いつも通る橋が妙に渋滞してるんで、ふと横をを見たら、河面？ にきらきらしたイルミネーションが。みんなブレーキ踏むから渋滞してたんですね。年末らしくなってきた。
〈追記〉
梅田からの帰り、歩いてたら、中之島公園にイルミネーションができてました。車から見えたのはこれだったのね。
川にはイルミネーションの船も。だけど、とんがったツリーみたいなのが橋に引っかかるのか、狭い場所を行ったり来たりしてました。クリスマスっぽいですね。
こんばんは！しまうまさん
じみ～でも、これほどまでに想われていたら幸せですよね～
イルミネーション、キレイですね～
デートスポットで「漢」（おとこ）らしく〇〇を吐く、
ラブラブカップルへの〇〇攻撃は…
by mana (2006-12-26 22:20)
manaさん
え～～○○攻撃はメリーゴーラウンドに乗れなかったんで断念しました。年末に接待でお酒を飲まされて、その時は自宅で○○しましたが…。
イルミネーションはきれいですけど、私の近くを歩いていたカップルの女性の方が「クリスマスやのに、何かソースくさいやん～」とか話してました。たこ焼きの屋台とか出ていたからですけど。まあ、関西ですからね～。な～んかビミョ～にずれてるんだよな～。
映画の方ですが、妻役の檀れいさん、宝塚を退団して初めての映画なんだそうですが、なかなかの演技力でしたよ。
by しまうま (2006-12-27 09:41)
〇〇攻撃の標的を間違えたようですね…
クリスマスは、自宅で〇〇攻撃の的ですか…うっぷ！（－ｍ－；
主人公のかつら姿にちょっと違和感が…多分、自分だけでしょう…
by mana (2006-12-28 01:50)
manaさん
そうです。うっぷ！ 今日はまたまた仕事納めで…。飲まされましたよ。ウプッ！ 三半規管が弱く、酒にも弱いのです。ついでに方向音痴です。ええとこなしですわ。まったく…(-_-)。
知り合いのおじさんの中には木村拓哉じゃなくて、もっと地味な日本人顔（？）の俳優に主役をやってもらいたかった、って人もいたかなあ。あっ、自分もおじさんですが…。
by しまうま (2006-12-28 19:52)