元気が出る映画『マーダーボール』 [映画]
*映画のストーリーや内容に触れています。
ちょっと仕事でお疲れ気味だった私は、それでは元気が出てきそうな映画ということで、車いすラグビーを扱ったドキュメンタリー映画『マーダーボール』を見てきました。
(パンフレット買ったけどこれはチラシの写真)
お話はアメリカの車いすラグビーのナショナルチームの選手の横顔やアテネパラリンピックでの闘いを追っかけたものです。で、これ、テレビのシネマレビューで結構高得点だったんですけど、実際、おもしろかったです。
何より、障害者スポーツをテーマにしてるのに、「気の毒な人が頑張っている」的な紋切り型の取り上げ方じゃないんです。出てくる選手もみんなキャラクターが立ってて、個性的な人が多い。闘争心の塊のような人ばかりで、闘いに臨む場面のBGMは当然、ヘヴィメタル(それもスラッシュ系)。MTVが制作にかかわってることもあるんでしょうが…ザクザクしたリズムにのっかって試合が始まるところ、「よっしゃー。やるぞ~」って感じでかっこいいです。
そういう華の部分と並行して、個々人がどうして障害を負ったか、とか、その原因を作った親友との緩やかな和解とか、障害を負ったばかりの若者が彼らを通じて再びスポーツに出会うところとか、しんどい日常も描かれているんです。でも、結構淡々と。
彼らは誰かのために頑張ってるんでもなく、人生の意味や生きがいを求めてるとか高尚な目的がある風でもなく、ただ、好きなことを一生懸命やって、フツーに生きてるんですね。普通に生活することが相当タフでないとできないんでしょうが。何だか元気が出てくる映画でした。
しかし、やっぱりヘヴィメタルつうのは「人生の応援歌」ですな(個人的見解ですが)。マーティ・フリードマンも「メタルと演歌は共通点が多い」って言ってるし。
バスケットボールはTVで見たことありますが、
ラグビーは知りませんでした。
バスケットよりハードそうですね。
BGMで元気になったのかも…
by mana (2006-11-08 01:02)
manaさん
ミニシアターで1日1回の公開でしたけど、それなりにお客さん入ってましたね。帰り道、同じ映画を見たと思われる女性2人が前を歩いていて、やり取りが少し聞こえましたけど、「あれはやっぱりラグビーっぽくは見えへんよね」「でも、やってる人楽しそうやったね」「そやね」とか話してました。
私も同じようなこと思いましたよ。「頑張ってる」というより「楽しそう」。だから分かりやすいのかな。
by しまうま (2006-11-08 14:52)