100歳の少年と12通の手紙 [映画]
*映画のあらすじに触れているので未見の方は注意してください。
新聞の映画評を見てなかなか良かったので行ってきました。ちょっと苦手? なフランス映画だし、難病ものだし…と思ってましたけど、ちょっとひねってあって、久々に良かったです。
あらすじは…白血病で骨髄移植の治療に成功せず、余命12日と診断された少年オスカーは、医師が両親に「後はもう治療法がない」と告知しているのを偶然に聞いてしまう。泣き崩れ、「あの子に(悲しみを隠して)会う自信がない」と話す母親。親に見捨てられたと誤解したオスカーは心を閉ざしてしまう。
ある日、オスカーはピザの宅配屋で元女子プロレスラーのローズと知り合う。ローズは腫れ物に触るように接する周囲の人とはまったく違い、がさつでストレートな言動で接するが、オスカーが心を開く。「あと12日ぐらいしか生きられない」とローズのふとした言動から悟ってしまうオスカー。ローズは「1日で10年を生きたと考えて、神様に手紙を書いてみたら?」と提案する…てな感じでしょうか。
ローズの提案通り、オスカーは1日で10年分の人生を歩み、思春期に恋人に告白し、三角関係に悩み、結婚して、不倫の疑いに悩み、和解して、歳を取って両親の苦しみにも気付き、そして最後に人生の素晴らしさについて悟って旅立っていきます。合間に挟まれるローズのプロレス試合の回想シーンがコミカルで、そこでちょっと重しを取り、同じ歳の女の子との幻想的なラブシーンでほっこりさせて、それでもやっぱり最後は…。
別れのシーンがあっさりしてるから、重さよりもオスカーが100年分の人生を生きて見つけた人生の素晴らしさの方が印象に残るような気がします。人生の素晴らしさを見つけたオスカーと出会ったことで、ローズも大切なものを見つけるのです。
劇場で見てる人はも~うボロボロ。半分以上の人が完全に沈没。そこらじゅうで鼻をズルズルいわせてました。劇場はほぼ満席でしたよ。
最初の方でオスカーに一方的に拒絶されるお父さんお母さんがちょっとかわいそうだったかな。でも、後半まで見ると、オスカーは両親に見捨てられたと誤解して、実は寂しかったんだなと分かる。
ローズ役の女優さんと、病院の老先生がいい感じでした。
こんにちは。
涙ボロボロ系なんですね。
予告はみていたんですがそこまで泣けると聞けば
絶対行かねば☆って思っちゃいます。
フランス映画も好きですし♪
by キキ (2010-11-17 17:54)
キキさん nice!ありがとうございます。
主役の男の子がすごくかわいかったですね。女の子とのダンスのシーンがかわいいですよ。私としては、プロレスの回想シーンはちょっとくどいかなぁ…とも思うんですけど、それがなかったら、重たい映画になってたかもしれません。最後の方が重たくて見ていられないくらいですけど、ローズの最後の台詞でスッと救われた気分になります。
両親と老医師にもうちょっと出番があっても良かったような。でも、まったくの第三者のローズが関わっているから重たすぎない感じになったのかもしれません。私の席の周辺でボロボロに泣いてる人いましたけど、ひょっとしたら、オスカーのような子を知っているのかもしれませんね。
by しまうま (2010-11-17 22:27)